日本太陽エネルギー学会関西支部・脱炭素ソーラーフューエル部会 2026年度シンポジウム
「循環型エネルギー社会を目指す研究開発の今」
開催趣旨:温室効果ガス(GHG)排出量削減への対応やエネルギー供給の持続性が重大な課題として顕在化している現在,カーボンニュートラルを志向した循環型の新燃料の開発が急務とされています.
特に太陽光をエネルギー起源とした燃料の生産に非常に高い関心と期待が寄せられています.
本シンポジウムでは,水素ガスや二酸化炭素還元燃料など,循環型燃料生産に係る産学のトップ研究者・技術者の方々にご講演いただく貴重な機会を得ました.
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております.
主 催:日本太陽エネルギー学会関西支部・脱炭素ソーラーフューエル部会
協 賛:(予定) 応用物理学会,日本化学会,電気化学会,日本建築学会,日本エネルギー学会,日本機械学会,電気学会,日本表面真空学会,光化学協会,日本太陽光発電学会
日 時:2026年11月27日(金)13:00~17:00
会 場:大阪公立大学 文化交流センター ホール室 オンライン併用開催
(大阪市北区梅田1-2-2-600大阪駅前第2ビル6階)
募集人員:会場参加100名(先着順).オンライン参加も可能です.
参加登録:ホームページ掲載の申込サイトからお申し込みいただくか,参加申込書に記載の上,日本太陽エネルギー学会事務局までE-mail, FAXにてお送りください.
参加費:会員・協賛団体会員3,000円,非会員5,000円,学生(会員,非会員)1,000円(資料代を含む)
申込期限:11月13日(金)
お申込み:こちらからお申込みいただくか参加申込書に記入の上事務局まで連絡ください.
問い合わせ先:日本太陽エネルギー学会 事務局 電話03-3376-6015 FAX 03-3376-6720
E-mail: info @jses-solar.jp URL: https://www.jses-solar.jp
講演プログラム:
0.開場(12:30~12:55)
1.開会(12:55~13:00) 関西支部長(カネカソーラーテック) 後藤 雅博
2.「再エネ水素蓄エネシステムの実証研究」(13:00~13:55)
株式会社エノア 代表取締役 青野 文昭 氏
【講演概要】:再エネ電力由来の水素を用いた燃料電池発電システムにおいて,従来水素と熱 利用までは実証されているが,本システムでは水素による発電と熱利用だけでなく,水電解の副産物として得られる酸素と更に水電解時に発⽣する排熱をも使い尽くすシステムを開発し,⻑崎県壱岐島のとらふぐ陸上養⿂場で実証研究を実施している.
また本成果の利活用拡大のため,現在では病院用に改造した実証研究設備を作っており,その一部を紹介する.
—————休憩(5分)————–
3.「人工光合成:可視光と水を活用する二酸化炭素還元系の現状」(14:00~14:55)
株式会社豊田中央研究所 シニアフェロー 森川 健志 氏
【講演概要】:人工光合成は,太陽光エネルギーを化学エネルギーへと変換し,エネルギーの 貯蔵や有価物の合成を可能にする技術として注目されている.
本講演では,可視光と水を利用した二酸化炭素還元系に着目し,半導体と金属 錯体分子触媒を組み合わせた手法について解説する.
具体的には,光触媒,人工葉素子,光電極,太陽電池電解といった各種システムの現状を整理し,それぞれの特徴と課題を明らかにする.また,今後の研究の方向性について概観する.
—————休憩(5分)————–
4.「エネルギーキャリアとしてのギ酸・メタノール」(15:00~15:55)
産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター
エネルギーキャリア基礎研究チーム 姫田 雄一郎 氏
【講演概要】:二酸化炭素の水素化によるギ酸やメタノール合成は,水素貯蔵やカーボンリサイクルの観点から注目を集めている.
本講演では,ギ酸からの高圧水素発生技術,低温での二酸化炭素からのメタノール合成技術を中心に紹介する.
—————休憩(5分)————–
5.「太陽エネルギーと水から製造するいわゆるグリーン水素の大量生産」(16:00~16:55)
信州大学 アクア・リジェネレーション機構 特別栄誉教授
東京大学 特別教授 堂免 一成 氏
【講演概要】:太陽エネルギーと水から製造するいわゆるグリーン水素の大量生産はカーボンニュートラル社会に向けて重要な課題である.
現状,太陽電池+電気分解法は実用レベルの技術であるが,製造される水素の値段がかなり高くなる.水分解光触媒による水素製造は,まだ研究開発中の技術であるが将来的に安価なグリーン水素製造の可能性がある.
本講演では種々の光触媒の特徴について述べるとともに大面積に展開するために我々の開発した技術の現状と課題について講演する.
6.閉会(16:55~17:00) 関西副支部長(大阪公立大学)木下 進一

