「第一回住宅における蓄熱技術セミナー」が開催されました!

開催報告

 ZEH標準化の流れは、省エネだけでなく快適性・健康性に対する効果に注目が集まっていることが背景として挙げられます。住宅を高断熱化することで、暖房エネルギーを削減しつつ、室内温熱環境を改善することに繋がりますが、高断熱化された住宅において「蓄熱」を付加することにより、その価値がさらに高まることが明らかになりつつあります。
 2018年度からは経済産業省次世代省エネ建材補助制度の中で潜熱蓄熱材が補助対象として取り扱われるようになり、潜熱蓄熱建材の蓄熱特性試験方法に関するJIS規格開発も進んでいるところです。こうした中で、顕熱・潜熱蓄熱技術を利用した建材や設備の最新動向を共有しつつ、今後の方向性を考える機会として官民学の専門家の方々にお集まりいただき、話題提供をしていただきました。

日時:平成31 年3 月18 日(月)14:00~17:00
会場:東京理科大学森戸記念館 第一会議室 参加者:22名

講演プログラム(敬称略)

1.14:00 ~ 14:10 趣旨説明・司会 本学会ソーラー建築部会 太田勇
2.14:10 ~ 14:40 「1次エネ計算プログラムの概要」 建築研究所 三浦 尚志氏
3.14:40 ~ 15:10 「日本潜熱蓄熱建材協会の活動と潜熱蓄熱建材の最新動向」日本潜熱蓄熱建材協会 横山 昌弘氏
4. 15:20 ~ 15:50 「蓄熱技術を利用した住宅研究事例」 立命館大学 李 明香氏
5. 15:50 ~ 16:20 「潜熱蓄熱材を用いた住宅事例」 株式会社北洲 石原 英喜氏
6. 16:20 ~ 16:50 総合討論~住宅における蓄熱技術のあるべき姿と今後の方向性~
7. 16:50 ~ 17:00 まとめ 太田勇